こんにちは。
muji seikatsuの奏(KANA)です。
という質問をいただいたので、10年以上に渡って梅干しをつけてきた中で発見したコツを徹底解説したいと思います。
下ごしらえについては、既に別の記事でご紹介したので、今回は実際に梅を漬けるプロセスについてお伝えします。
梅を買ってきたばかりで、まだ下ごしらえが終わっていないという方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

この記事はこんな人にオススメ
・梅仕事をしてみたい方
・手軽に梅干しを作りたい方
・少量だけ梅干しを作りたい方
ちなみに、梅づくりには下ごしらえの他に、下準備(手仕事のための道具の準備)も必要です。
下準備に関してはこちらの記事で解説しましたので、併せてご覧ください。
(本格的にも作れるように詳しく解説してあります。参考まで。)

目次
【ジッパー袋で簡単梅干し作り】塩と梅を袋に入れてゆするだけ!?
梅干しを作るというのは、とても手のかかる、気長な方の悠長な手しごとというイメージも強いかもしれませんが、梅干しづくりはそこまで難しいものではありません。
手しごとは、どれも手をかけはじめるとキリがありません。
やればやるほど、もっと手をかけたくなります。
そうすると、手しごと沼にはまってしまうのですが、もっと手軽に梅干しづくりをすることはできます。
ジッパー袋でも、梅干しは作れます!
本格的に梅干しを作る場合は、保存容器に重石に…と様々な準備も必要ですが、ジッパー袋と材料さえあれば、梅干しを作ることはできます。
という方は、まず、手軽にできるジッパー袋でやる梅干しづくりにチャレンジしてみてください。
あっけないほど、簡単です☺️
大量に作るなら、瓶や甕やストッカーがおすすめ
数キロ以内の少量であれば、ジッパー袋でも作ることができますが、もっとたくさん作りたい!
あるいは、本格的に手しごとを楽しみたい場合は、ガラス瓶や甕(かめ)、琺瑯のストッカーなどで作るのがおすすめです。
ジッパー袋で作るメリットは、手軽で場所をとらないこと。
しかし、大量になった場合は、大きめの保存瓶などの方が道具として優れています。
今年はジッパー袋で試してみて、来年以降にもっとたくさん漬けてみたい!と思えたら、ぜひ他のものを使った梅干しづくりにもチャレンジしてみてください。
どちらもそれぞれに良いところがあり、手しごとを楽しむことができます。
ジッパー袋を使った梅干しの作り方
私も以前は数十キロ単位での梅しごとをしていましたが、最近は小さな暮らしを続けているため、ジッパー袋での梅しごとです。
量が少ないこともありますが、本当に手軽で最初は驚きました。
梅干しづくりに必要なもの
・ジッパー袋:(瓶や保存容器でもいいですが、少量ならばジッパー袋がお手軽でおすすめです)
・天然塩:梅の重さの18〜20%(梅の味を決めるので、できるだけ美味しいものを!精製塩はおすすめできません😂)
・ホワイトリカー:果実酒を作るように売られている35度のアルコールです。
このアルコールには、梅の消毒と梅酢を出しやすくする効果があります。
アルコールはなくてもつくれますが、あった方がより簡単、かつ、安全性も高い状態で梅干しづくりをすることができます。
腐らないものなので、保存場所があるならば、保存しておきまた来年の梅しごとで使ったり、お酒を飲む方ならば梅酒などの果実酒を作ってみるのもおすすめです。
・青梅:できるだけ綺麗なもの、黄熟したものがおすすめです
上記のヤフーの動画では、近所で手に入れたまだ青めで、傷もたくさんあるを使って作ってみました。
一般的には、そういった梅だとうまくいかないと言われているのですが、実際はどうなのか。
自分で体験してみたことがないので、今回はその実験も兼ねて作ってみました。
→結果は数ヶ月後に…!
梅干しの作り方(梅漬けのプロセス)
【作り方】
簡単に言ってしまえば、ホワイトリカーをまぶした青梅と、天然塩をジッパー袋に入れて、全体をゆすってならし、梅酢(水分)が出てくるまで待つだけです。
水分が出てきて、しばらく経ったら、紫蘇を加えたり、土用干しをします(これは別記事にて☺️)
もう少し丁寧に説明すると、
①ジッパー袋に少量の塩を入れる
②ホワイトリカーを青梅の全体にまぶす
③ジッパー袋に青梅と塩を代わりばんこに入れていく
④全て入れたら、やさしく馴染ませて、袋をとじ、横にしておく
⑤定期的に(できれば毎日)、上下をひっくり返して、水分が出やすくする
※できるだけ、全体が水分に浸かっている状態を保つようにします。
水分(梅酢)がでてきたら?
梅干しづくりは、梅と塩を合わせて梅酢が出てくるところで終わりではありません。
燃えるような赤い色は、赤紫蘇を加えないとつきません。
市場には出回りませんが、赤紫蘇を加えなくても味は変わりません。
赤くない梅干しは、白梅干しといいます。
梅干しというくらいですので、その後に、干して初めて梅干しになります。
干す前のものは、梅漬けといいます。
干さなくても食べれますが、干した方がまろやかになり、長期保存にも適した状態になります。
赤紫蘇を加えるプロセスについては、こちらの記事を。
土用干しについては、こちらの記事を参考にしてください。
(制作中です。少々お待ちくださいませ)
どちらも決して難しいものではありません。
旬を感じられる梅しごとを楽しんでください。
梅のフレッシュな香りが部屋に広がる体験を一度すると、また翌年もやりたくなります。
まずはぜひ少量から…♪
梅の下ごしらえがまだの方は、まずはここから始めてください。
