マクロビ講師の母ちゃんによるシンプルなくらしとこそだて

柳宗理の台所道具

柳宗理の鉄のフライパン


小学生の頃から、ひとりぐらしに憧れていました。
鍵っ子の放課後の過ごし方は、ひとりで部屋に寝そべって、理想の間取り図を描くことでした。

中学生の頃は、賃貸情報誌を買ってきては、どんな暮らしをするか、想像していました。
どうしたら一日も早くひとりぐらしができるか考えては、その非現実さに打ちのめされ、目の前の勉強や恋愛に、毎日があっという間でした。

高校の頃、たくさんの道具を知り、更に具体的に、新しい暮らしを描くようになりました。
一部は、実家の生活に、買い替えのタイミングで取り入れてもらうこともありました。

一人暮らしをするようになったら、まずは絶対に揃えようと思っていたのが、柳宗理さんの台所道具です。

鉄のフライパンと片手鍋。
ボーンチャイナの食器とステンレスのカトラリー。

まずは、これだけ揃えました。

少しずつ食器とカトラリーの数を増やし、キッチンツールや道具も増えていきました。

生活の変化であるとき、やかんとはお別れしましたが、ほとんどが未だに現役です。

一番育てて楽しいのは、鉄のフライパン

離婚を機に、前の家に置いてきた子もいますが、15年以上、私の生活に寄り添ってくれているのが、鉄の小さなフライパンです。長い時間を積み重ねるように、厚い油の皮膜ができているので、よっぽどのことがない限り、焦げ付くこともありません。

柳宗理の鉄のフライパン

鉄のフライパンをこれから始めたいという方は、「鉄のフライパンとのくらしかた/育て方」もどうぞ。

テフロンのフライパンも使ってはみたけれど、結局高い買い物に。

テフロンの鍋やフライパンを持っていたこともありました。油が少なくていい、底がはりつかないから使いやすい、安いという言葉に惑わされて使ってみました。

日に日に底が傷つき、だんだんと使いにくくなり、結局長く使い続けることができなくて、高い買い物になったな、と思います。でも、その経験があるから、今でも寄り添い続けてくれる道具たちが恋しくて仕方がないのです。

たとえ壊れても、直したくなるものだからこそ、長く使える。

小さな鉄のフライパンは、もう何年も前に、取っての端についている金具が壊れてしまいました。どこかにかけるためについている、フックのような金具です。

修理に出せば、取っ手ごとだって綺麗にできるけれど、その時の私は手元にあった針金でくるくる巻いて、フック代わりにしました。無骨だからいい。無骨だから可愛い。そして、無骨だから壊れない。針金のフックは今でも健在です。

長く付き合い続けられる道具だと、自分らしさが出てくるから、更なる愛着を感じます。綺麗じゃなくたっていい。欠けてたっていい。それがすべて、私のくらしの歴史だから。

 
そうそう、ずっとなくならない・変わらないのも素晴らしいと思うところ。

 
最近は、下記のようなファイバーライン加工という、焼き込みが不要なシリーズも登場しているようです。でも、やっぱり育ててこそ、の愛着だから、私は昔のシリーズの方が好き。

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