こんにちは。
muji seikatsuの奏(KANA)です。
という質問をいただいたので、「わが家の粉物の保存収納の方法」を解説します。
この記事はこんな人にオススメ
・引き出しにしまった食材の賞味期限切れに驚くことがある方
・封が開いているものがあるのに、また開けてしまうことがある方
・できるだけ簡単に、食材をみつけたい・取りたい方
目次
100均の保存容器と本棚で作る、使いやすい粉物収納とは?
使いやすい粉物収納とは、
1.パッと見で、すぐにどこにあるかわかる
2.ワンアクションで、さっと取り出せる
この二つの条件を満たした収納です。
パッと見で、すぐにどこにあるかわかる
すぐにわかるというのは、とても大切な条件です。
パッと見でわからないものは、どこにあるか探すために時間を費やす必要があります。
数秒から10秒程度かもしれませんが、時にはもっと長い時間がかかる場合もあります。
パッと見でわかるを満たすためには、さらに二つの条件を満たす必要があります。
①中身がなにか、すぐにわかる
わが家では透明な保存容器に入れた上で、ラベリングなどでさらにわかりやすくしています。
小さな子どももいるので、彼らが時々お手伝いしてくれる粉物は特に、文字でのラベリングだけではなく、シールで用途をわかりやすく区別しています。
「薄力粉にはホットケーキのシール」を、「強力粉にはパンのシール」を貼っています。
シールなどの絵は文字よりも視認性が高く、パッと見でわかりやすいので、お子さんがいない家庭であってもラベリングの文字の横にシールを貼るのはおすすめです。
②どこにあるか、すぐにわかる
どこにあるかがわかるためには、全ての保存容器がパッと見でわかる必要があります。
わが家の場合、瓶収納はスペースの関係上二列収納をしていますが、後ろの列にあるものは一手間かけてでもいい・余裕があるときにだけ使う、ハーブティーなどの収納スペースにしています。
ここは時間がかかっても仕方がない。
そう決めています。
高さに余裕があれば、コミックの背表紙が見える二段収納アイテムなどもありますので、そういったものを活用するのもアリかと思います。
ワンアクションで、さっと取り出せる
ワンアクションというのは、パッと掴んで、パッと取り出せる状態のことです。
ワンアクションで出せるということは、ワンアクションで戻せるので、この一手間の違いは積み重ねていくと、ふた手間・三手間の違いになります。
オープン収納ではない場合であれば、既に扉を開けるなどという行為自体がワンアクションなので、一手間が増えます。
なので、わが家では、その一手間を減らすためにも、視認性を高めるためにも、本棚を使ったオープン収納にしています。
こだわりがあれば、その一手間を増やすことは仕方がないと思いますが、せめて扉を開けたらワンアクションですぐに取り出せるようにすることをおすすめします。
なぜ、本棚に収納するの?
わが家の粉物は、突っ張り式の本棚に保存容器を並べていることが特徴的です。
元々はたくさんある本を保存するために購入し始めた本棚でしたが、この本棚の奥行きが粉物保存の保存容器のサイズにぴったりだということに気がついてしまいました。
わが家で使っている突っ張り式本棚「愛書家」の奥行きはなんと17センチしかありません。スリムで場所も取らないのがお気に入りポイントです。
蔵書保管用として、かなりがっちりした作りなので少々価格も高めですが、本ほど重くない粉物保存用であればもう少しリーズナブルなものでも良いかもしれません。
こちらは奥行き19センチの突っ張り式です。
大きな地震は一生あわないかもしれませんが、今、この瞬間に起こる可能性もあります。
倒れる危険のある背の高い家具なので、突っ張り式にすることで少しだけ安心できればと思っています。
※ちなみに、「愛書家」には、上の方の高い段には飛び出し防止の可動式の柵がついています。
保存容器は100均でいいの?
粉物の保存には、長年、100均で売っている砂糖や粉物向けの保存容器を使っています。
無印でも似たような角形の保存容器を売っていますが、密閉度はほぼ同じレベルです。
様々な保存容器が販売され、脱気(空気を抜く)ができるものや、密閉度の高いものもあります。
オクソーやフレッシュロックなどが有名ですね。
ニトリやカインズホームでも、それぞれのプライベートブランドで密閉できる保存容器は販売されています。
私もかなりいろいろ試してはみましたが、サイズ感と開閉の手間を考えると、頻繁に使う食材の保管方法としては使い勝手がいまいちでした。
また、定期的に中を洗い・乾かすときに、フレッシュロックなどの形状は上の方の隅に水が溜まって乾かなかったり…
ととても不便でした。
そのため、わが家ではこのシンプルな保存容器を使い続けています。
安価で、定番なので、同じものを何年経っても買い足せるのが魅力でもあります。
完璧な密閉は必要?
もちろん湿気や酸化などのリスクなあります。
そのため、頻繁に使わないものであれば、ジップロックなどの空気を抜ける袋に入れ、冷凍庫に保存するのがベストかと思います。
しかし、冷凍庫にしまうと、それだけで満足してしまいませんか?
私は冷蔵庫の奥底から、何年前だろう…という凍りついた食材をみつけてから、無駄に冷凍をするのはやめようと誓いました。
保存して満足するくらいなら、美味しくない状態になる前にさっさと使うための方法を工夫した方が、暮らしは豊かになり、廃棄するものも減ります。
「たくさん入っているから安い!」ものではなく、「開封して、悪くなる前に使い切れる量のもの」を買うのが、結果的に安く済むということです。
ラベリングはした方がベター
ラベリングはしなくても、何が入っているかわかるから大丈夫!と思うかもしれません。
しかし、誰か他の人が手伝ってくれるとき、ラベリングがないと…
探しものをみつけるまでに長い時間を要するかもしれません。
似たようなものを間違って使ってしまうかもしれません。
大人だけの家庭であれば、ダイモでアルファベットでお洒落なラベリングも良いかもしれません。
文字の読める子どもがいたり、後々の子供用品のラベリングを考えるならば、テプラなどのシールタイプも手軽で便利です。
文字での情報に比べて、絵の認識はより早くできるので、中身に対応するシールがあれば、シールも横に貼っておくとよりわかりやすくなります。
まだ文字が読めないお子さんでも、シールが貼ってあるとお手伝いができます。
わが家では「パンケーキのシールがついているものを取って!」などとお願いしています。
まとめ
本棚の購入はすぐには無理でも、100均の保存容器を使って、粉物の保存収納を始めるのはすぐにでもできると思います。
オープンラックやシェルフなどがあるならば、台所じゃなくても、台所からアクセスしやすい場所ならば、そこに並べてみるというのもひとつです。
扉のついているところに隠してしまうよりも、少し足は動かすことになっても、ワンアクションで取れる方が、実際に料理をしている時には便利なものです。
ぜひ柔軟な発想で、暮らしを心地よくする工夫をコツコツと積み重ねていきましょう。