マクロビ講師の母ちゃんによるシンプルなくらしとこそだて

【ぐるっとパスを使い倒せ!】汐留から東京

パナソニック汐留ミュージアム


『マティスとルオー展』を観に、汐留ミュージアムに行ってきた。

美術館や博物館での出会いももちろんだけど、ぐるっとパス(東京を中心とする80の美術館・博物館等の入場券・割引券がセットのお得なチケットブック)を使い倒してやろうとパラパラ本をめくる、その時間が実に楽しい。

朝、たっぷり入れたソイミルクティーを飲みながら、その日にピンと来たところへ行ってみる。
その後は出たとこ勝負だ。

「この美術館へ行ったら、次は近くにあるこの博物館にも寄ろう。」

そんな風に計画して行っても、結局は別の方向にふらふらと歩いて、違う博物館に入ったり。団子屋さんでついのんびりして、これ以上は面倒くさくなって帰ってきちゃったり。

ずっと存在は知っていたのに、もっと早く買っておけば良かった。
なんて後悔は無駄なんだけど、そんな風に感じるものって数えきれないくらいたくさんある。

「やらぬより、やって後悔したい。」

やっぱりこれが私のモットーだ。
ぐるっとパスは遅ればせながら、買ってみて良かった。
3年後じゃなくて、今だからいいのだ。

初めてのマティとルオー。
彼らとの出会いも、ぐるっとパスがあったお陰。

展覧会では、マティスの切り絵が心に残った。
足が悪くなったから描けないのではなく、だからこそ出会えた切り絵を自分のものにする。そこで出てきた色彩が人を幸せにする。

せっかく汐留に来たから、カレッタの中ものぞいてみた。
最近、やたらと高いところにのぼりたくなるので、スカイエレベーターで47階へ。
浜離宮、築地、月島方面が見渡せる。
築地の辺りは都心らしくない風景で、そうだった、ここは湾岸だったのだと気がつく。見えないと、忘れてしまう。他にも色々忘れているんだろうな。

気が向くままに歩き続け、最後は東京国際フォーラムへ。
目的は、相田みつを美術館だ。
大学進学で東京に初めて来た頃から、あるのは知っていた。
相田みつをの存在は、本が流行った頃から知っていた。
国際フォーラムにだって、時々来ていた。
だけど、美術館に足を運ぶことはなかった。
わざわざ行く必要がある、とは思えなかったから。

国際フォーラムに足を踏み入れると、地下は女性の大行列と熱気でいっぱいだった。伊勢丹のサロン・デュ・ショコラ展のため。
たくさんの女性たちに興奮する息子をなだめつつ、美術館へ。

苦しいとき、出口が見えないと感じているとき、ここに足を運ぶことで救われる人がいる。その理由がぼんやりとわかった気がした。

変わった字を書く人だと思っていたけれど、彼と道で文字を書く人との違いはなんだろうと思っていたけれど、誰よりも美しい字を、書を突き詰めた上で、真似ではない自分を模索した上での、あの字なんだ。それが知れただけでも、行った価値がある。

わざわざ行かなくても、わざわざ体験しなくても、わざわざ観なくても聞かなくてもわかることはたくさんあるのかもしれない。
行ったって、観たって、なにもわからないかもしれない。
だけど、わざわざ行くことで、観ることで、自分が感じる。
そのことを大切にしていこう。
だって、それを私が楽しいと思うのだから。

帰りに東京駅で買った平田牧場のコロッケは、サンドイッチにして食べようかな。

 

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