マクロビ講師の母ちゃんによるシンプルなくらしとこそだて

はちみつが引き起こす乳児ボツリヌス症とは


はちみつは生も多いし、刺激も強いし、甘味としてはメープルシロップをちょっとで満足してたので、好んで蜂蜜を買おうと思ってはいなかったのですが、大好きな代々木のミルクランドで食べたクリームハチミツが美味しすぎて・・・

久しぶりに、はちみつデビュー♡

・・・とウキウキしたところで、乳児ボツリヌス症で6ヶ月の男児死亡なんていうニュースが入ってきました。

1際になったばかりの息子がいる私としては、他人事とは思えない事件です。

くりーむはちみつについては、別の記事に譲り、今回は乳児ボツリヌス症について少し詳しく書いてみます。

蜂蜜(はちみつ)とは?

そもそも蜂蜜ってどんな風に作られて、どんな成分が含まれているか、正しいことを知っていますか?

「日本大百科全書」で調べてみました。

蜂蜜の成分とは

主としてショ糖の分解生成物である。花に含まれている花蜜は、主成分がほとんどショ糖である。

花蜜をミツバチが巣へもって帰り、ミツバチの口腔(こうこう)のそばにある唾液腺から分泌するスクラーゼとよばれる唾液腺酵素で、果糖とブドウ糖に分解する。これにミツバチがはねを動かして風を送り、濃縮して蜂蜜に仕上げる。

濃度はだいたい水分20%程度まで濃縮される。この程度だと、ほとんどいつまでも腐敗せずに貯蔵することができる。

このとき、ミツバチの唾液腺から分泌されるパントテン酸といった有用な物質が蜂蜜に混入するが、これが花蜜中の成分とともに蜂蜜の栄養的な価値観を生んでいるようである。

はちみつの作り方とは

蜂蜜は、ミツバチが集めてきて分解濃縮した花蜜を集めてさらに加熱し、酵素の働きを止めるとともに、薄いものでは濃縮して蜂蜜とする。しかし、なかには加熱加工しない生(なま)のものもあり、気温が上昇すると発酵することがある。

シンプルにまとめると

蜂蜜とは

ミツバチが草木の花蜜(かみつ)を集め、それを唾液腺(だえきせん)から出る酵素の作用で分解し、さらに濃縮したもの。

そして、ここで気になるのが、そもそもボツリヌス菌って何?ということ。

ボツリヌス菌とは?

こちらも「世界大百科事典」から。

腸詰菌ともいう。芽胞をつくるグラム陽性の嫌気性杆菌。長さ4~6μm,幅0.8~1.2μm。周毛性鞭毛をもち,運動性があり,土壌中に分布している

強力な菌体外毒素(ボツリヌス毒素)を産生し,この毒素によって重篤な食中毒(ボツリヌス中毒)がひき起こされる

本菌は,毒素に対する血清型別によってA~G型に分類される。

ボツリヌス菌を食べるとどうなるの?

菌自体には病原性はなく,感染を起こすことはありません。

菌ではなく、菌が作り出す強力なボツリヌス毒素が問題なのです。

毒素は,タンパク質性末梢神経毒素で,あらかじめ産生された毒素が食物などとともに経口的に摂取されると神経筋接続部を侵し,摂取数時間から数日後に悪心,嘔吐,瞳孔散大などの症状を呈し,最後には呼吸麻痺によって死亡する。本菌の毒素は,今日知られる限り最も強力な生物毒素である。理論的には,この毒素1gで1000万の人間を殺すことができる。

ボツリヌス症になったら?

発症した場合の治療は困難で,現時点では対症療法以外にはありません。

だからこそ、菌の含まれている食材を消化力の弱い乳児などには食べさせないようにすることが大切なのですね。

ここで一番気になる、乳児ボツリヌス症状とは?

ハチミツ ボツリヌス菌

乳児ボツリヌス症は、1976年にアメリカで発見された病型で、生後3週間から8か月までの乳児がかかる。経口摂取されたA、B型菌芽胞(胞子)が腸管内で発芽増殖して産生された毒素によっておこる。蜂蜜(はちみつ)が芽胞のおもな媒介食品で、頑固な便秘、吸入力の低下、弱い泣き声、運動麻痺症状が現れる。致命率は3%以下である。日本でも1986年(昭和61)以来、数例みつかっている。

ニュースなどでは初の事例!と騒いでいますが、日本では千葉県で1986年に初の発症例がありました。

翌年には、当時の厚生省より「1歳未満の乳児にはちみつを与えるべきではない」という勧告が出ています。※こちらは資料

これ以降に出産をしたか否かで、ハチミツに対する知識は大きく分かれるようですが、最近出産をしたママたちでもハチミツは控えるべきだと知らない人もちょくちょくいますし、知っていても理由を知らない人がほとんどです。

理由をしらなければ、何か問題が起こった時に対処もできませんよね。

例えば、ハチミツは生だから危ないと思い込んでいれば、どうでしょう?

加熱したから大丈夫!ではありません。ボツリヌス菌は熱にもとても強いのです。

ボツリヌス菌の芽胞は熱に対する抵抗性が強く,100℃で十数時間の加熱に耐え,肉類や野菜などの保存食品,缶詰類による中毒事故の原因となる。

ハチミツ以外にも、いずしなどの生の食品に含まれていたボツリヌス菌が原因での食中毒は時々ですが発生しているようです。

でも、大人ならば消化器官が発達しているので、少しくらい食べたとしても平気です。

全く心配なしとは言いませんが、症状が出た時に体の反応を止めずに、しっかりと排出しさえすれば大抵はなんとかなります。

嘔吐や下痢の症状が出たら、絶対に止めちゃダメです。

大人だけなら必要な知識はそれだけといってもいいくらい。

食べて怪しいと思う症状が出たら、それ以上は食べなければいい。

生の食材を赤ちゃんに与える時には気をつける。

そして、大人は楽しみの範囲で、クリームハチミツも楽しむ♡

というハッピーエンドで今日は終わらせたいと思います。

私が久しぶりに買ってしまった蜂蜜の話はこちらからどうぞ♪

 

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