マクロビ講師の母ちゃんによるシンプルなくらしとこそだて

“IKEAの家具とこども”の共通点 by ダン・アリエリー

こどもはみんな天才!


『予想どおりに不合理』という ダン・アリエリーの本が、10年近く前に流行りました。

まさに私たちは”予想どおり”に不合理な行動をとる!

最近、行動経済学について調べていたら、TEDの動画に出会い、繰り返し何度も聴いてしまうほど、オモシロイ!と思ったので、お伝えします。

ちなみに本自体は、3年前に単行本化もされて、買いやすく、読みやすくなりました。

この本のメインテーマを理解したいだけであれば、TEDの動画を数回みた方が早い。

だけど、本はもっと深いところまで掘り下げているし、そもそも例が多いので、実際の行動に活かしたければ本を読む方がいいと思います。

さて、わかりやすいTEDの動画はこちら。

私がにうなったのは、IKEAのホットケーキミックスの話。

あるとき、IKEAが新しいホットケーキミックスを発売しました。

水を入れて、混ぜて焼くだけ!
という超便利なもの。

予想どおりに不合理・ダンアリエリー

でも、人気が出ませんでした。

売れなかった原因を考え、考え抜いた結果わかった理由が笑える。

予想どおりに不合理・ダンアリエリー

自分が手をかけた・努力した感じがしないから、自分のケーキだと思えない。

予想どおりに不合理・ダンアリエリー

便利だけど、簡単だけど、自分のものな感じがしないから、愛着がわかない。

だから、売れないんです。
便利なのにね。

ホットケーキミックスから卵と牛乳を抜いたら、売れるようになりました。

自分で卵を割って、牛乳をはかって入れて、混ぜて、焼いたら、自分のケーキ♡

予想どおりに不合理・ダンアリエリー

「私がつくったの!」って胸を張って言えるから、欲しくなるんです(笑)

自分がつくったものには愛着がわくし、実際の価値以上の価値を感じませんか?

IKEAの家具は、上手にできなくても、なんだか好き♡

IKEAが各地で人気なのは、安いからだけではなくて、「自分でつくるから」なのです。

自分でつくるから、価値を合理的にはかることができず、実際よりも価値を高く感じてしまう。

買った家具よりも上手にできないにもかかわらず、
「なんだか好き♡」
と思ってしまう。

「これはいいものだ!」
と思いたくなるとも言えるでしょう。

この不合理な価値判断は、子どもへの愛着・執着に共通する!

自分のこどもの価値を金銭的にはかろうと思ったとします。

その場合、どれほどの価値を提示すると思いますか?

予想どおりに不合理・ダンアリエリー

ほとんどの人は、とても大きな額を示すことでしょう。

自分の子どもじゃなくても、やっぱり高い!?

では、他人の子どもを自分の子どものように可愛く感じて、しばらく共に過ごした後

同じように、その子どもを買うとしたら?と、考えてみたら・・・・

予想どおりに不合理・ダンアリエリー

絶対的に額は下がります。

予想どおりに不合理・ダンアリエリー

それは、”自分のこども”というのは、やはり特別だからなんです。

自分との繫がり、共に過ごした時間、そういったものからくる愛着が、価値をどうにもこうにもあげてしまう。

そういうもの、なんです。

自分の子どもに対する価値判断は、不合理であることを知っておく。

だから、知っておきましょう。

私たちは、ある一定の条件の下において、客観的な判断ができず、不合理な判断をしてしまう動物です。

ホットケーキミックスだってそうだし、家具だってそうなように、子どもに対する判断もやはり、”自分のこども”となった瞬間に、合理的に判断できなくて当然です。

うちの子は天才!親になると一度は思ってしまう。

産まれたばかりの赤ちゃんが寝返りをしただけで

「この子は特別に寝返りが早い!」
「うちの子は天才かもしれない!」

そんな風に思っていいし、思った方がいいくらい。

だけど、他人の赤ちゃんでもそう思う!?笑

きっと違うことでしょう。

できないことを知っていれば、客観視できる。

でも、違っていいんです。
他人の赤ちゃんには同じことをしても天才だと思えないけど、自分の赤ちゃんは天才だって思っていいんです。

自分の子に対しては客観的に判断できず、不合理に不当なほどに高い価値を感じてしまう。

それを知ってさえいれば、大丈夫。

その事実を知ってさえいれば、冷静に自分を見つめることができます。

自分の子どもに対して、冷静に価値判断できないのはなぜ?

自分の子は特別可愛い。

それはそうだし、そういうものだとも思っています。

私も自分の子どもたちが大好きだし、振り返ってみれば些細なことに「すごい!」「やった!」「これは特別かも!」と思った瞬間がたくさんありました。

でも、それってなぜなのかな。
という疑問も、頭の片隅にありました。

子どもに対してだけではなく、様々な状況で私たちは冷静な判断ができない

今回、ダン・アリエリーの行動経済学についての研究結果を聞き、色々と納得。

私たちが冷静に判断できず、全く合理的ではない決断をしてしまうことは多岐に渡っており、それは子どもに対してだけではない

そして、それはやっぱり予想どおり、すなわち、アタリマエで予測し得る結果なんですよね。

結果として言いたい。自分の子どもは溺愛しよう。笑

ただし、彼らの価値判断を自分は冷静にできないということを念頭に置いた状態で。

それさえできれば、「こんなにうちの子はできるはずなのに!」とか、「他の子よりも、高い価値を持った子なのに!」なんていう言動や発想は抑えられるはず。


子どもはみんな素晴らしい宝もの。

でも、どうにもこうにも、わが子は更に特別に感じちゃう!
それが親である私たちにとってアタリマエの特性なんだ!

 

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