こんにちは。
muji seikatsuの奏(KANA)です。
という質問をいただいたので、わが家の防災リュックの中身をご紹介します。
この記事はこんな人にオススメ
・防災対策をしたいと思っている方
・防災リュック(非常用持ち出し袋)を検討中の方
・小さな子どもがいる方
目次
防災リュック(非常用持ち出し袋)とは?
防災リュックや非常用持ち出し袋といわれるのは、災害時に避難するときにこれだけは持ち出そうという「イザ持ち袋」のことです。
手に持つタイプでは移動がしにくいため、リュックタイプが推奨されており、防災リュックと呼ばれることも多いです。
袋の中身には、3日間はしのげる食料や水・その他の防災グッズを入れておき、いざ避難!となったときには、そのリュック一つで逃げられるようになっているのがベストな状態です。
防水仕様の防災リュック
以前、大雨が降った時に、防災リュックの素材について見直しをしました。
防水仕様ではないリュックだと、中身が全て濡れてしまい、使えなくなったり…という話を聞いたからです。
そこで、わが家では、この防災リュックを大人用に2つ購入しました。
最低限の防災グッズも入っているセットです。
防水仕様は素晴らしいのですが、やはりその分硬くてやや重いです。
濡れては困るものはしっかりビニール袋に入れ、リュックの底の方などに入れて対策をすれば、ある程度の水濡れは防げると思うので、女性や年配の方など、体力に自信のない方の場合は、防水ではない軽いタイプを選ぶ方が現実的かもしれません。
同じ2人用でも、1万円近く価格が異なります。
特に、小さな子ども(少なくとも小学生未満)は、避難のときは抱っこです。
前に抱っこ、後ろにリュック。
それで避難ができると思える、現実的な重さやサイズを検討する必要性がありそうです。
小さな子どもは抱っこ紐で避難が一番安心です。
小さな子どもがいる家の非常用持ち出し袋とは?
行政などでも様々な防災対策はされていますが、どうしても多くの方に共通して必要なものを優先して用意されているものです。
例えば、食料や水はあっても、離乳食やアレルギー食品はないと思っておいた方が良いでしょう。
そのため、小さな子どものいる家であれば、
・子ども用の着替え
・おむつ類
・子ども用の食料(離乳食、ミルクなど)
・子どもが安心できるアイテム
などを自分自身で用意しておく必要があります。
避難先であったらラッキー!
なくても、ひとまず手持ちのものでなんとかできる状態を作っておく。
それができているか否かで、安心感は随分と違うはずです。
子どもがいなかったとしても、メガネや持病の薬など、それぞれにないと困るものは違います。
ないと困るものは、必ず持ち出せるように、リュックに入れて準備しておきましょう☺️
わが家の防災リュックの中身
持ち出せる量には限りがあり、わが家の対策も完璧とはいえませんが、ここから、わが家の防災リュックの中身をざっくりとご紹介します。
重いラジオなどは夫のリュックに、軽めのものは私のリュックに…などと分担しているものもあるので、2つのリュックの中身は完全に同じ状態ではありませんが、参考になれば幸いです。
水
諸説ありますが、1日あたりに必要な水は、大人で2~3Lと言われています。
水の備蓄自体はもっとたくさんしてありますが、子どもを抱っこしつつ、持ち出せる重さには限界があります。
そのため、現時点では500mlのお水を8本。
4人分で4L分の水しか入っていません。
暑い時期になってきているので、寒さ対策をさらに減らして、水を追加した方が良さそうですね…
ここは今一度、見直そうと思います。
5年保存が可能な保存水も売られていますが、価格が圧倒的に高いです。
時々でもミネラルウォーターを使うことがある方ならば、市販の500mlのものを定期的に消費期限をチェックし、使っては補充する、ローリングストックで良いと思います。
(わが家も保存水は、リュックとセットでついてきた分だけであとは通常のミネラルウォーターです)
これでもまだ足りないと思いますが、4人で6Lです。もう少し増やせるかな…🤔
食料
食料は、
・すぐに食べられるエネルギー補給的なもの
・水を入れて食べられるご飯(非常食)
の2種類が入っています。
水を入れて食べる非常食は、水も消費してしまうし、美味しいとはあまり思えないので、実のところあまり乗り気ではありません。
防災リュックのセットとしてついてきたので、「子どもたちがお腹が空いた!」と騒ぐ対策としては必要かなと思いつつ、実際には水を飲み干してしまい、ご飯に入れる水など余るのだろうか…という疑問があります。
水が重くてかさばる。
これが本当に大きな問題ですね…
これ(マクロビ派ビスケット)がわが家にとっては一番現実的な、エネルギー補給の非常食かも…と思っていますが、消費期限が短く、以前入れたものは消費期限ぴったりで食べてみましたが、しけってました…泣
まとめ買いだと、ちょっぴり安くなっていました。
紙とペンと家族の写真
何かあったときの書き置きやメモができるように、
・紙
・ペン(細いものと油性ペンの2本)
・テープ
のセットをビニール袋に入れて、リュックの一番上の方に入れています。
また、リュックの小さなポケットには、家族の写真と保険証のコピーを入れてあります。
小さな防水ポシェット
スマホを手に持って歩かなくてもいいように、また雨の日に、地図をみながら、情報を確認しながら移動する可能性もあるので、防水タイプのポシェットを入れています。
防水タイプ以外にも、普段使っている小さくて軽いポシェットを避難先での貴重品入れとして使えるようにしています。
救急グッズ
救急対策はやり始めるとキリがないので、最低限かつ、使いまわしやすいように考えました。
・小さなハサミ
・ピンセット
・絆創膏(サイズいくつか)
・テープ
・そのまま巻ける包帯
・清潔な布(水をつけて膨らむタオル)
・洗浄綿
・細長いタオル(手拭い)
・使い捨て手袋
・マスク
これもあれば、あれもあればと考え始めるとキリがないものです。
ちなみに、購入した非常用持ち出し袋に入っていたセットは、こちらです。
トイレ対策
セットに入っていたものに加えて、いくつか100円ショップなどでも簡易トイレセットは購入してみました。
自宅用のトイレ対策は別途していますが、自宅以外でのトイレ対策となると、排泄物を入れる袋などだけではなく、排泄時の目隠しやトイレットペーパーなど、セットで必要になるものがたくさんあると気づきました。
・簡易トイレ(排泄物を入れる袋)
・目隠しポンチョ
・ティッシュ
充電器
情報収集など、あらゆることをスマホに任せている今の時代。
充電器は必須ですよね。
とはいえ、充電器だけあってもケーブルがなければ使えないし、充電器も使い切ってしまえばもうただの箱です…
避難先で充電ができる可能性もないとはいえないので、
・充電器
・ケーブル(スマホとつなぐ用)
・ケーブル2(電源とつなぐ用)
・電源タップ
・分岐タップ
あとは、ラジオなどの音情報に頼る可能性も高いので、イヤホンも一緒にセットにしています。
ライト
ライトはセットにランタンタイプのものがついていましたが、かさばるので、持ち出し袋からは出しています。
代わりに、
・小さな懐中電灯
・ヘッドライト
を複数ずつ入れています。
それぞれに対応する電池も忘れずに。
ラジオと手回し充電器
ライトとラジオと手回し充電器が1つになったタイプのものもよくみかけますよね。
セットにも、手回し充電器兼ライトがついていました。
凸凹していてリュックに入れにくかったので、セットのものは家庭内の防災グッズとして確保し、防災リュックには別のものを入れています。
子どもグッズ
おむつはサイズが合わないと使いにくいので、かさばりますが、できるだけ多めに入れておきたいものです。
・おむつ:1人6枚ずつ
・着替え:1セット
・匂いの漏れにくいビニール袋
・お尻拭き(小包装の洗浄綿)
おむつや着替え類は、かさばりますし、濡れると困るので、これらはまとめて、空気を圧縮してコンパクトにできるビニール袋に入れています。
圧縮袋は、スライダーが不要で、丸めるだけで空気が抜けていくタイプが便利です。
他にも、
・子ども用エプロン
・スプーン
・ちょっとしたおやつ
は、子ども対策として別に用意しています。
おもちゃのような、子どもが遊べるアイテムも考えましたが、現時点ではこれがあると安心するなどの決まったアイテムがないので、入れていません。
赤ちゃんなどであれば、おしゃぶりや小さなおもちゃ、
もう少し大きな子どもであれば、100円ショップなどに売っている小さなゲームなどを入れておくだけでも、時間を潰せて良いかもしれませんね。
その他あった方が良いと思うもの
・軍手
素手で触ると怪我をしそうなこともあるかも…
・口腔ケアアイテム(歯ブラシなど)
セットには、歯磨きティッシュという、拭きとるタイプの歯磨きが入っていました。水のない環境なら、これもいいのかもしれません。
・レインコート
これはセットに入ってきたものですが、濡れることによる体力の消耗は大きいので、あるにこしたことはないと思います。
・ホッカイロ
今の時期はいらないかな…と迷っていますが、寒さや冷えなどの防止対策として、少しは持っていた方がいいかなと思います。
・水タンク
どこかで給水してもらえるとなったときに使える水タンクです。
これはセットに入っていたものですが、似たタイプのものを複数購入して、自宅用にも備蓄してあります。
・レスキューシート・レスキュー寝袋
夏は日差しを遮り、冬は熱を蓄積して体を温めてくれる、軽量タイプのシートです。
一枚もののシートと、寝袋タイプのものがあります。
写真はセットについてきたものですが、SOLというメーカーのエマージェンシーブランケットの評判がとてもよくこちらは以前から持っています。
私の必須アイテム
私の超必須アイテムは、
・メガネ
・コンタクト
です。
女性ならば、
・生理用品
・下着(使い捨てショーツなど)
はもちろんのこと、
・アイブロウ
・ハンドクリームやリップ
・鏡
があるだけで、避難先では安心感があるようです。
音や光に敏感ならば、
・アイマスク
・耳栓
持病があれば、
・薬
なども必須アイテムかと思います。
それ以外にも、日頃は意識していないけど、これがないと最低限の生活が送れないというものはそれぞれにあると思います。
ぐるりと見回してみて、自分ならではの必要そうなものを探してみてください。
さいごに
細かく紹介しきれなかったアイテムもありますが、ざっくりとわが家の防災リュックの中身をご紹介しました。
わが家にとって必要なものが、あなたにとって必要なものとは限りません。
しかし、多くのものは共通だと思います。
まずは「何がないと不便かな?」と考えて、必要なものを何かの袋に入れ、玄関先に置いておくところから始めてみてください。
意外なものが「忘れてた!」となるかもしれません。
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わが家で使っている、最低限の防災グッズもセットになった防水タイプの防災リュックと
防水仕様じゃない代わりに、軽くて安価なタイプの防災リュックです。
わが家は防水タイプを二つ購入しましたが、夫用のものだけ防水にして、私用は軽いタイプにすればよかったかも…と思っていますので、体力的なことも考慮に入れた上で、ご検討してみてください。